太陽光投資の融資にも応用できそうな「99%の社長が知らない銀行とお金の話」
毎度!くまさん (id:ty33)です。
早晩訪れる金融機関との融資交渉に備えまして、知識を蓄えております。最近はこんな本を読んでいました。
99%の社長が知らない銀行とお金の話
著者は以前ご紹介した「無担保で16億円借りる小山昇の実践銀行交渉術」の小山昇氏。
今回も実体験に基づいた実践的な内容が記されております。一部ご紹介をば。
銀行は敵でも味方でもない。「ビジネスパートナー」である
銀行は敵ではないということを、小山社長は説いております。企業は銀行の支援なくして経営はなりたちませんが、銀行もまた、融資先の成長がなくてはならないというお話です。
銀行をビジネスパートナーとして捉えると「銀行側にメリットがある交渉」が可能になってきます。たとえば「銀行のノルマに協力する」のも社長の仕事なのです。
銀行マンは新規融資や融資増加額で評価されます。ですから彼らも、本当は貸したいのです。貸さなければ、自分の評価が上がらないからです。銀行マンがノルマに追われやすいのは、「3月、4月、9月、10月」です。
貸したい気持ちはどの銀行も同じですから競争原理が働く。ということは他行にとられる前に貸したいと考えるはずです。私はそのことがわかっているので、この時期が近づいてくると「貸出は足りていますか?」と声をかけ、できるだけ借りるようにしています。
これをそのまま太陽光投資に応用できるかはわかりませんが、スタンスとして非常に勉強になります。本文でも述べられていますが、小山氏と銀行マンのやりとりは「どちらがお客様なのかわからないような雰囲気」だそうです。
普通は自社の都合を優先してしまいそうなものですが、銀行や支店長の都合を考慮して、9月の中間決算などを狙っていくといいそうです。この時期に交渉すれば好条件を引き出せる可能性が高まり、銀行も成績が上がる。そんなwin-winが成立するのだとか。
銀行が貸すのは増収増益の会社ではない?
また、銀行は儲かっている会社ではなく「必ず返してくれる会社」に融資を実行するといわれています。太陽光発電投資でも、1基の返済が進んでいくと信用が増して2基目の融資も引き出せるというパターンもあるようですので、ここは重要なポイントといえそうです。とにかく重要なのは信用なんですね。
ちゃんと負荷をかけたシミュレーションを提出したり、自分の経歴・資産を包み隠さずまとめて提出することも、信用を得る方法なのかもしれません。新設法人でがっつり融資を引き出すことは簡単ではないと思いますが、チャレンジするしかないのです!
と、本だけ読んで頭でっかちになっても仕方ないですから、行動に移したいところなんですが、認定すら取れていない状況ですからね…もどかしいです。。
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