太陽光発電事業者に送配電網の利用料を課すという後出しのインチキ
太陽光発電事業者に送配電網の利用料を課すという後出しのインチキ
毎度!くまさん (id:ty33)です。先般こんなニュースが出ていたのですが、皆さんご存知でしたでしょうか。
低圧の太陽光発電家も対象の見込みになるらしく、実現すればとんでもない話です!
要するに、送配電網の管理コストを発電事業者に請求する制度を導入しちゃえという動きでして、2020年以降、できるだけ早い段階で負担を求めるなどと言っていますが、FITで売電している我々だけが損をするふざけた制度。
何をヒートアップしてるんだよ、と思われるかもしれませんが、どうしてここまで私が憤慨しているか、説明いたします!!
そもそもなんで電力会社は利用料とか取るんだ
電気を使うためには送電網の維持管理しなければなりません。現状、発電を行っている電力会社が送電網を管理していて、電気代の「基本料金」で送電コストをまかなっています。
今まではそれでよかったんですが、将来的には送電会社と発電会社が別々になることが決まっています。基本料金は発電会社に払われるものですから、分離後は送電にかける資金がないという状況になるのです。で、その負担先を発電事業者に向けてきました。
太陽光発電家にとってはマイナスしかない
発電事業者がコストを負担するという制度を施行しても、はっきり言って一般の電力会社は痛くもかゆくもありません。電気の需要家(利用者)の料金に上乗せするだけで済むからです。
ですが、FITで買取価格が決まっている我々は、上がったコストをまかなう財源がありません。18円で売電しているのに、そこから2~4円くらい抜かれることになります。ご存知の通り、FITは国策であり、目的は再エネの推進のはずです。こんな後出しのインチキが許されてよいのでしょうか?