太陽光発電のFIT買取価格の推移
言うまでもありませんが、写真はFITではなくフィットネスです。
毎度!くまさん (id:ty33)です。
太陽光発電の投資がほぼ確定利回りであるのは、FIT(固定価格買取)があるからです。ご存知のとおり、2018年(平成30)年の単価は18円なのですが、これまでと比べてどの程度下がっているのでしょうか。
FITの買取価格は半分以下に!?
全量買取のFITが始まったのは2012年。家庭用の住宅向けの太陽光の余剰買取りは2010年からありますが、全量買取(10kw以上)はあくまで東日本大震災を受けて施行されたものです。
スタート時の買取価格は、なんと40円でした。その後、年を追うごとに36円、32円、29円(27円)、24円、21円と減っていき、現在に至っています。毎年確実に下がっていっているので、今後もその流れは変わらないでしょう。
さて
「こんなに買取価格が下がっていて、本当に投資として成り立つのか?」
と感じた方も多いのではないでしょうか。
40円時代から比べると、半値以下ですから、当然そう考えちゃいます。
しかし、太陽光発電のシステム代(パネルやパワコン)は確実に下がっていっています。
FIT18年でも利回りはギリギリキープ!
実際に物件を見てみるとわかるのですが、18円案件でも表面利回り9%~10%はキープされています。やや下がっているかもしれませんが、これならまだ投資として成り立つレベルの収益は出るのではないでしょうか。
正直なところ、表面利回りが10%前後になるように、各社調整しているんじゃないかと思います!だってこれだけ業者がいろいろいるのに、似たような利回りっておかしくないですか?
欧州の太陽光発電システムはもっと安価
一概にパネルやパワコンだけの値段とはいえませんが、日本の産業用太陽光発電システムの施工費は、欧州諸国に比べて約2倍も多く、非常にコストがかかっています。
ここまで開きがあるのは、なんでなのかよくわかりません。しかし、経産省が固定買取価格を下げているのも、各業者に企業努力を求めているという側面もあるでしょう。
現在のシステム費のまま、売電価格が下がっていけば利回りが悪くなり、新規参入する投資家が間違いなく減ってしまいます。がんばって導入コストを落として利回りを確保しなければならんということですね。
この動きは追加でガンガン買い進めたい我々にとっても朗報といえますが、どうせなら今からもっと安くしてくれよと思います。笑
とはいえ、現在の利回りが今後も確保される保証はありません。私は投資として成り立つうちに、早く買っちゃいたいところです。