太陽光発電の地震保険の要否
毎度!くまさん (id:ty33)です。
先日、以下の記事で太陽光発電の保険について言及しました。
せっかくなので、もう少し掘り下げて考えてみます。取り上げるのは「地震保険」について。
太陽光発電の地震保険加入について
太陽光発電設備の故障によるリスク
太陽光自体はそうそう売電できない状態にはならないのではないか、と思いますが、土地が使い物にならなくなったり、津波のリスクはあります。
いずれも土地購入時にハザードマップを見ておくことで、ある程度のリスクアセスメントになるでしょう。
電力会社側の設備故障によるリスク
一方で、電力会社側の設備に異常があって売電できない可能性もありえます。送電線やら変電所の不具合ですね。どちらかというと、自己所有の設備の不具合よりもこちらのほうが起こりそうな気がします。
ただ、大規模地震における、電力会社の不具合(停電)復旧はかなりスピードです。
●東日本大震災:
3.11地震及び停電発生→ 3.18停電解消(東京電力)、3.19 94%停電解消(東北電力)
●熊本地震:
4.16地震及び停電発生→ 4.20高圧送電開始
エビデンスはそれぞれ、以下となっております。
東京電力|東北地方太平洋沖地震に伴う電気設備の停電復旧記録
東北電力|東日本大震災後の当社の状況
九州電力|平成28年熊本地震対応について
1週間あれば復電できているイメージですね。
太陽光発電は地震保険の保険料が問題
いろいろ書いてまいりましたが、加入に否定的な理由は保険料の高さによるところも大きいです。まず、地震保険は他の保険の付帯保険でしか加入できません。そして、その保険料は設備価格の1%が目安(私調べ。アテにせず加入前に調べてください笑)といえそうです。うーん、高いです。
地震保険に加入すると、投資効率が一気に悪くなってしまいます。リスクに対する予防措置は必要ですが、やや過剰な感があります。仮に被害があっても、単純な試算で4万円弱の損害ですから。(1週間で復旧の前提)
ということで、私は地震保険加入は不要かなーと思っております。ただし、これは個人の考え方次第ですし、加入したほうがいいという話も当然あるでしょう。どっちがいいという結論はでないと思いますので、各々最適解を選んでいくしかないですね!